週間リゾートバイト口コミ・評判、第15回目!
21歳の夏休みに、猪苗代湖(いなわしろこ)のそばにある某旅館でバイトしました!
1か月半みっちり働いて相当いろいろ経験しましたね!
「湖水浴」
そのバイトを見つけたのは、いわゆる「リゾートバイト」と呼ばれる、住み込みのバイトばかりを紹介したサイトです。
大学のコンピューター室で、そのサイトを友達と一緒に物色していました。
「これどう?」
「ダメ」
「これは?」
「沖縄か。でも時給が安い。ダメ」
なんてやり取りを繰り返しながら探し、ようやくいいのを見つけました!
それが猪苗代湖のそばにある某旅館の求人でした。
時給900円!
さらに、アルバイトは現在女性が多いと書かれていました。彼女のいない俺には最高の環境でした。
ですが、俺を決心させた決め手は、湖水浴でした。
猪苗代湖では、湖水浴ができるんです。海水浴ではありません。湖水浴です。
「湖水浴!? 初めて聞いた! いいじゃん!」
と声をあげ、即決しました。
それに俺は船の免許を持っているんですが、猪苗代湖のそばには、船舶レンタルができる店があるんですよ。
これは観光と仕事を両立できるぞ、と思ったんです。
ネットに応募フォームがあって、そこに氏名、住所、電話番号などを打ち込み、それで応募完了! 電話での応募もできたんですが、いきなり電話とかなんか恥ずかしいと思ってネット応募にしました。
観光地でのバイトだし激戦かも、と思いましたが、意外にもすんなり決まりました。なんだか幸先のいいスタートだな、なんて思いましたね。
猪苗代湖の旅館へ
関東住みの私には、福島県の猪苗代湖に行くには、そこそこお金がかかります。
ですが、その費用は全額負担してくれました! どこでもそうなのかもしれませんが、普通に嬉しかったです。
とりあえず旅館に直行、なんてことはせず、猪苗代湖を見にいきました。
とにかく広い!!!!
そんな湖です。海でいいじゃん、と思うくらい。ここで泳げるのか、と照りつける7月の日差しを感じながら、ニマニマしました。
船を借りられるところのチェックもして、そのあとで、旅館に向かいました。
私が働いた旅館はいわゆる高級旅館です。でもそんな事全然知らないで来たので、ちょっと、いや、かなりビビりました。もっとボロい旅館想像していたので、超格式高い感じに、あわわわわと足がもつれそうになりました。
緊張しまくりで、バイトがスタートしました。
調理補助の仕事はどうだった?
この調理補助ってバイト、めっちゃ退屈できついんですよ。
もちろん給料はいいです。でも、本ッ当に、キツイ。
これは、一言で言えば、厨房の雑用です。
調理補助と言っても、料理は基本しませんね。
具体的には、皿の大量に入った籠(5,6キロある)を運んだり、食器や調理器具を洗ったり、なんていう退屈でキツイ仕事です。
このバイトの、初日、
正直度肝を抜かれましたね。高級食材が並んでるんです。
え!? 王族でも来てるの!? って感じです。
さすが高級旅館!! 一食で日給が平気で飛ぶような豪華さでした。
ファミレスなんかでしかバイトしたことのない俺は、本っ当にビビりました。食器もなんだか高そうです……。
で、コントみたいな落ちですが、初日に皿割りました(笑)。
しかも一枚じゃありません。
どういうことかというと、巨大な食器洗い洗浄機があるんです。そこから、大量の食器を出すじゃないですか。そこでミスって、10枚くらい大皿を割りました。
グワッッシャァーン!
っていうすごい音が響き渡って、厨房の全員が、
「は? 何やってんのあのアホ」
みたいな顔でこっちを見ました。
普通に俺はオロオロして、
「あっ、えー……、ハハハハハ」
と最終的に笑ってごまかしました。すると先輩バイトが来て、無言でさっさと片付けました。マジで怖かった・・・。
でもこれが最大のミスで、その後は、大きなミスはありませんでした。でも初日にこんなミスはしたくなかったですよ。
朝の弱い俺にはきつかった
俺の行った旅館には、お昼ご飯がなかったので、出勤は朝と夜だけでした。
このスタイルは賛否両論じゃないか、と思います。
俺的には正直、ヘタに真ん中が休みとか、なんかかったるかったです。一気に働いて、一気に休むってスタイルの方が良かったですね。
そういう風に働きたい、って人にはちょっと合わないかもしれません。拘束時間がやたら長い、って感じちゃうんですよね。
シフトは、朝はなんと5時からです。ですので、4時50分には起きていないといけないわけです。夜は平気で2時3時まで起きてる俺にとって、この早起きは最もつらかったことの一つです。初めは携帯のアラームをセットして、起きようとしました。でも途中からは、相部屋の先輩のバイトに毎朝起こしてもらっていました。
一度、本当に眠かったので、無視してゴロンと移動したら、ふざけてんのか! と怒鳴られて、蹴飛ばされました。その後、
「俺はお前のお母さんじゃねえんだよ!」
と怒鳴られ、めちゃめちゃ恥ずかしかったです。しかも情けなかった。
バイト中に、しかも話されました。
「こいつ(俺)、いつも俺が起こさないと、起きないんだよー」
すると厨房が爆笑に包まれました。
中年の女性の人が、
「まだ学生なんだし、しょうがないよ」
と余計なフォローをいれたせいで、さらに爆笑されました。
でも先輩は、次の日からも、ちゃんと体を揺すって起こしてくれましたね。
それで午後は夕方4時からです。だいたい9時には上がれますね。夏休みシーズンだったので、基本的に毎日忙しかったですが、初日にあれだけの失敗をしたためか、やりやすかったです。
というのは、ノロマのアホとレッテルを貼られたらしく、なんか簡単な仕事をまわしてくれて、徐々に慣れさせてくれたんです。それに忙しいときはかなり俺のことを気にかけてくれました。
調理補助の具体的なしごと内容
でも仕事は、本当に大変でした!!
肉体労働もあり、精神労働もあるんですよ。
肉体労働は大量のごみ袋を運んだり、重い食器の入った籠を運んだりです。
じゃあ精神労働は? ってなるじゃないですか。
たとえば、こういうものです。
大根のつまってありますよね。刺身とかにおく、大根をほそーく切ったもの。あれを、延々と置く作業とかあるんですよ(笑)。こんなことずっとやってると、ホント嫌になってきますよ。
あとは、ご飯を盛る作業も、調理補助の仕事ですね。延々と、ひたすらご飯を盛るんです。
なんでそんなことをするのかと言うと、たとえば海鮮丼を作る場合、料理人は大きな魚を捌いて、それを刺身にして、っていう楽しそうな仕事ができるわけです。
でも調理補助の俺たちは、ひたすらどんぶりにご飯を盛り続けるんですよ。
3杯4杯とかじゃないんですね。下手したら100杯とか延々と盛っていくんですよ。
ただ当番は変わります。ご飯を盛りまくる係りもあれば、食材を盛りつける係りもあります。
この盛りつける係りは、ご飯をひたすら盛る係りより、精神的には楽です。これはどんな仕事かといえば、海鮮丼を例にとると、どんぶりご飯の上にマグロやサーモン、いくら、エビなんかを、決めたれたように盛りつけていくんです。
ですが、この仕事だって楽とは言えないんですよ。まずスピードが重要なんです。猛スピードでセットしていかないといけません。でも、きたなく盛りつけたらアウトです。
簡単そうじゃん、って思うかもしれませんが、なかなか大変なんですよ。ちなみに、俺はかなり苦戦しましたよ。
従業員食堂のごはん
ですが大変なことばかりじゃないですよ。食事の時間はかなり楽しかったです。朝も昼も夜もです。
食事はもちろんお客さんと同じものじゃありません。従業員用の安いもんです。
客の食事と比べると、雲泥の差がありますね。
が、そこそこおいしかったです。十人くらいで、わいわい言いながら食べました。
お昼は、自分たちで準備しないといけませんでした。寮みたいなところに住んでいたんですが、そこにキッチンがあるんです。俺は料理下手だったので、いつもほかの人に作ってもらってました。それがダメなときは、カップラーメンとか買ってきて食べてました。
ただ朝と夜は、結構おいしいものが出たので、この辺りはよかったですね。
サービスなのか、たまにカニがついてたり、ご飯にいくらがかけてあったりしました。こういうサービスって、めちゃめちゃありがたかったです。
休日はナンパ・・・?
休みの日には当然、猪苗代湖に行きました! 湖水浴もしましたよー。めちゃめちゃ楽しかったですね。
残念ながら、女の子たちと遊ぶって夢は実現しませんでした。でも、バイト仲間の男子たちと、めっちゃエンジョイしました!
「水着の女子ナンパしよう」
とか
「可愛い子に声かけようぜ」
とか言いながら、猪苗代湖に向かい、結局健全に湖水浴しました。
そもそも海水浴とはどこが違うんだ、という人もいると思います。違うところはたくさんありますが、まず、自然のなかで泳げるんです。なんと、直ぐそこに山があるんですよ。会津磐梯山(写真)です!
湖で泳ぎながら、この巨大な磐梯山を見られます。なんていうか、大自然に包まれながら、泳げるんです。本当に最高でした!
海だとこうはいきません。巨大な山をすぐそばに見ながら、泳いだりできますか?
この湖水浴の魅力は、語っても語りきれませんね。
あとは、波がないんです。だから、時間が穏やかに流れて、本当に落ちつけます。めちゃめちゃ最高でした!
猪苗代湖のおすすめスポット
観光情報になってしまいますが、車を借りてちょっといけば、五色沼っていうところにも行けます。ここでは、カヌー借りて沼に出ました。
猪苗代湖と同じで、雄大な自然に囲まれてます。
沼の周り一面が木! 木! 木! 木! なんですよ。森のなかの沼、って感じですごくよかったです。
でもやっぱり、一番は猪苗代湖でしたね。この周辺には、たくさんの旅館があるんです。だからそれらの旅館でバイトしてる子も、結構でてきてるんですよ。
先輩の一人が紹介してくれて、それぞれの旅館の話で盛り上がりました。これも楽しかったですね。
もう一つ良かった場所は、滝でした!
達沢不動滝!
実はそれまで、滝って見たことなかったんです。
だから生まれて初めて見た滝だった、ということも影響しましたが、本当に綺麗でした。
透き通るきれいな水が、カーテンのように、ふわーと広がってたんです。
あの光景は一生忘れないと思います。
「紅葉の季節にくると、もっと綺麗だぜ?」
とバイト仲間に言われ、その時期になったらまた来たいな、と思いました。
温泉がハンパなく良かった
温泉は、はいると、ちょっとぬるぬるしているタイプでした。
個人的にはそういうのが嫌いなんですよね。普通のお湯でいいじゃん! 何でぬるぬるするの!? って感じでした。そもそも俺は風呂嫌いなんです。
ですが、先輩たちは温泉が大好きでした。時間ぎりぎりまで浸かってましたね。
この温泉、男子バイトたちでいっせいにはいったんです。だから全員で、30分も40分も浸かって、いろいろ話すことになりましたよ。
同室の部屋の先輩が、
「こいつさ、家でも、お母さんに起こしてもらってるんだってー」
とバラし、全員から「マザコン」とかってからかわれました。
一度は、一人のバカが、
「石鹸ホッケーやろうぜ」
とか言いだして、持参の固形石鹸と桶で、石鹸ホッケーをやりだしました。
最初は三人くらいでやってたのですが、
「おまえらも来いよ!」
とか言われて、全員で石鹸ホッケーをやりました。今思うと、ホントバカな思い出です。
でも白状すると、結構楽しかったです。
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船で猪苗代湖へ
全員でボートをレンタルし、猪苗代湖で釣りをしましたね。
猪苗代湖のそばに、船のレンタルをやっているお店があるんですよ。
そこで、全員で船舶のレンタルをしました!
でも! このボートのレンタルって、めちゃめちゃ高いんですよ。俺たちはAR190という、すごくカッコいいボートをレンタルしました。
これ、3時間のレンタルで、なんと1万5千円です。
高い! 高すぎる!
8人で乗ることになったので、一人1700円ちょいです。
全員で、ボソボソと「高いな」「ふざけんなよ」とか言いながら乗り込みます。でもすぐに文句は消えましたね。
このAR190はスポーティなボートなんですよ。
だから運転を始めたら、全員が、
「ウオオオオ! かっけええー!!」
ってなってました。中心部までいって、みんなで釣りを楽しみました!
船の上ってプライベートな空間なんです。だから、全員でわいわい騒いで、釣りもして、すっごい楽しかったです!!
釣果はあんまりよくありませんでした。でも、釣れようが釣れなかろうが、全員でわいわいやれたので、大満足でした。
リゾートバイトをして後悔していること
遊びについては、全く後悔はありません。
全身全霊で遊びましたので。
でも、仕事については、いくつか後悔が残りますね。
その後悔を、一言で言うなら、
「質問しなかったこと」
に尽きます。
ほとんどの仕事で当たり前のことですが、わからないことがあったら聞かないとダメですよね。
にもかかわらず、質問できませんでした。
それでどんなミスが起こったかについて、書きたいと思います。
まず、料理は一気に作らないんです。これはもしかしたら、うちの旅館だけかもしれませんが、時間差で、出していくんです。
どういうことか。例を挙げましょう。
たとえば、アツアツのスープは熱いままがいいので、作ったらすぐに出す。
でもサラダは、作ったらすぐ、じゃなくてもいい。
しかし! 海鮮丼はどんどん鮮度が下がるから、すぐに出す!
なんて感じです。
最初はこれがわかってなかった。それでミスりました。
自分は、この手順を分からず、サラダを即出して、スープは器に注いで、しばらく放置、なんてことをよくやってました。
また、サラダを作って、海鮮丼をつくる、なのに、海鮮丼を作って、放置して、サラダをノロノロ作る、なんてこともやってました。
別にそういうミスをすることはいいんです。ただ、怒られても、理解できなかったんです。なんでサラダから作っちゃいけないんだろう、なんて思ってました。
そこで、質問すればいいじゃないですか。でも、できませんでした。
根本の部分をちゃんと理解していないから、それの亜種ともいえるミスをかなりしてしまいました。そういうミスをさんざんに重ねて、ようやく理解したんです。
質問しておけば、直ぐに理解できたのに、と後悔です。
ただ一言、
「どうしてですか?」
って訊けばよかったんです。そんなこともわからないのか! なんて怒鳴られたとしても、ちゃんと訊いておけば、もうミスはしないはずです。でも、できませんでした。
やる気がなかったわけじゃないんですが、これ以上怒らせたくないとか、訊いて呆れられたらどうしよう、なんて無用なプライドが、質問させなかったんです。
これはホント後悔です。
でも、開き直ってるわけじゃないですが、この後悔は、その後のバイト生活にかなりいい影響を与えましたね。
稼いだ金額
夏休みの一ヶ月半の間、こんな感じで調理補助のバイトをして、たくさんの友人を作って、最高の思い出をたくさん手に入れました。
調理補助のバイトはかなりきつかったとはいえ、労働環境は悪くなかったですね。厨房にはちゃんと冷房が効いていたし、俺は皆勤賞でしたが、具合が悪いと言った先輩は、休ませてもらっていました。
このバイトで稼いだ金額は、1ヵ月半で30万円ほどでした!
俺的には、かなりいいバイトだったんじゃないかな、と思います!
ちなみにですが、この時の友人たちとは、いまでもたまに、連絡を取り合っています!
リゾートバイトならでは、かもしれませんね。
一番仲良くなった子は北海道の子で、同室の先輩は千葉でした。
ほかにも、青森とか、福島とか、東京とか、色々な場所から集まっていました!
以上です。
管理人、派遣の太郎からメッセージ:
猪苗代湖でのリゾートバイトお疲れ様でした!
「湖水浴」・・・!!なんとレアで楽しそうなんでしょうか、、、アルバイトで稼ぎながらここういった観光を楽しめるのはリゾバの魅力の1つでもありますね^^
調理補助のお仕事も大変そうですが、私がリゾートバイトで働いたお食事処での話をひとつ。↓
いわゆるキッチンとホールに仕事が分かれており、私はホールの方をしていたのですが、キッチン側だけ特別に美味しそうなおかずをプラスしていることがありました!
たぶん、自分たちで作ったのか、余り物なのか、、、数も少ないですしそれを堪能できるのはキッチン側、つまり調理補助でしたね。。。
体験談:カフェ巡り好きの私が小豆島のホテルレストランで2ヶ月リゾバした話
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