週間リゾートバイト口コミ・評判、第11回目!
晴天率70%サホロリゾートにあるクラブメッドでリゾバしました
夏の時期のリゾートバイトを終えたあと、1度地元に戻りましたが、また北海道に行きたくなったので、冬のアルバイトをするため北海道内のリゾートバイトを探しました。バイト情報誌で探して、直接、履歴書を送ったところ後日採用の電話がありました。
採用になったのが、北海道の道央、上川郡新得町にあるサホロリゾートスキー場のクラブメッドサホロ(現在はクラブメッド北海道)です。サホロリゾートスキー場には隣接するホテルが2軒あって、クラブメッドサホロは、そのうちのひとつです。どちらもホテルから歩いてゲレンデに行ける便利なホテルなので、1日いっぱい滑りたい人には最適です。
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時給は680円ぐらいでしたが、旅費、寮費、食費、リフト券代すべてタダというおいしい条件だったので行くことに決めました。お金を貯める目的でもなく、ただスノーボードがしたかったので時給は安くてもよかったのです。ゲレンデがオープンする前の11月下旬からクローズまでの4月上旬まで、そこでリゾートバイトをしました。
いざ、サホロに出発!
新千歳空港に到着し、新千歳駅から特急に乗り新得駅まで行くのですが、すでに新千歳駅には、見るからにスキー場でのリゾートバイトに行くのであろう人がいっぱいいました。
みんな同じ列車に乗り込むと、心の中ではサホロに行くのかな?一緒のバイトの人かな?と思いながらも、気にしていないふりをして黙って景色を見ていました。たぶん、みんなそう思っていたはずです。でも誰もが声をかけるわけでもなく、緊張した空気の中、長い時間、静かに新得駅到着を待ちました。到着すると、やっぱり!
クラブメッドの人事の女性が迎えに来ていて、名前と人数確認を取るとみんな揃ってサホロリゾートまでのバスに乗り込みました。同じバイト仲間だと分かると、やっと少し緊張がほぐれて、バスの席の隣の人とそれぞれがしゃべり始めました。
しばらく山に向かって走ると雪のないスキー場が見えてきました。スキー場を見るとすっかり緊張はなくなり、ワクワクしてきました!バスが停まったのは、寮の前です。そこで全員降りました。
人事の女性の指示で寮に入るとまず全員ロビーに集合し、修学旅行のオリエンテーションみたいに、床に体育座りして何列かに並んで、寮長の話を聞きました。これから始まる寮内での禁止事項、注意事項などです。
話が終わると、前もって各自が寮に送っていた荷物を探して、それぞれ部屋に運ぶように指示がありました。寮の部屋割りはすでに決められていましたので、だれとルームメイトになるのかを確認したら、その相手を探しました。そこからはもうみんな打ち解けて、新しい友達に興味津々です。それぞれが一緒に割り当てられた部屋に行きました。東北から、関東から、関西から、四国から、全国様々なところから集まった仲間とその日からまた新しい生活が始まりました。
男女べつべつ!?こっそり異性の寮へ・・・
ここの寮は、私のそれまでの寮生活経験の中で一番、寮っぽいところでした。サホロリゾートの2つのホテル両方のスタッフも、スキー場のリフト係やスキーのインストラクターなどもみんな入る寮で、建物自体も従業員寮として造られてありました。玄関にはたくさんのスタッフ用下駄箱があって、真ん前には寮長室がありました。
広いロビーと自炊ができるキッチン付きの食堂もありました。ロビーを抜けると男子棟へ入っていく廊下と女子棟に入っていく廊下に分かれていました。その手前には、部屋番号が書いてある集合ポストがあり、届いた手紙や小さな荷物は、寮長がそこに入れてくれていました。毎日通るたびに、ポストを覗いて自分あてに何か来ていないかチェックしていました。
建物は三階建てで、それぞれの階にはトイレ、鏡が横に長くついた広い洗面台、シャワー室、洗濯室もありました。大人数がそこに住んでいましたが、混み合って使うのが大変ということはないぐらいの数がありました。シャワー室と洗濯機は、時間が重なると全部使用中ということもありましたが、本当にそれも時々で、困ることはありませんでした。職種によって働く時間帯がまちまちなので寮にいる時間も、みんなそれぞれ違うって感じでした。
廊下の両サイドに部屋が並んでいて、部屋のドアには鍵がついていて、鍵は各自で持つことができました。そして部屋にはベッドと机とクローゼットが二つづつありました。各部屋には内線用の電話もあって、寮長からの電話はもちろん、各部屋同士の連絡にもかなり便利でした。朝早い出勤時には、友達から部屋に内線でモーニングコールしてもらっている人もいました。
そしてさすが北海道、全館暖房が効いていたので真冬でも寮の中では半袖でいれました。
寮では、男子棟と女子棟の往き来は禁止されていましたが、こっそり男子棟に、みんなで行って部屋で飲み会もありました。それが寮長に見つかると、ひどく怒られるか何か罰則があったように思います。時々寮長の抜き打ち調査みたいのもあって、気の効く人から「今、寮長が回って来ている」と内線で連絡が入ったりします。期間の途中で寮長が替わったのですが、はじめにいた寮長はめっちゃ怖いと恐れられていました。
スキーやスノーボードの板にワックスをかけるワックスルームまでありました。張り切って他のゲレンデに滑りに行くときや、明日は朝からパウダースノーが楽しめるぞ!なんて時は、ワックスルームで念入りにワックスをかけました。
広いロビーにはビリヤードとテレビ、テーブルとソファも置いてあって、至れり尽くせりでした。なにげなくロビーに集まって来て、よくそこでくつろいでいました。仕事から帰ってきた人も、一旦そこでひとしきり喋ってから部屋に帰ったり、部屋に帰らないで、ずっとロビーでゴロゴロしている人もいました。みんな自由だ。
意外につながるリゾートバイトネットワーク
寮についた初日、荷物を部屋に運んで少し片づけが落ち着くと、何人かで大浴場に行きました。友達と温泉に来た気分です。お風呂に入りながら、以前のリゾートバイトの話や地元での仕事の話、彼氏の話など、興奮気味で話に花が咲きました。
私が、前シーズンはどこどこのスキー場にいたと言うと、友達は、そのスキー場の誰々知ってる?と聞いてきました。そうすると、あー知ってる!よく一緒に滑ってたー!となり、その誰々は先々シーズン同じスキー場で働いてたということで、繋がりがあることに気づきました。
その後も、遊びに行った北海道内の別のスキー場で、ばったり以前のリゾートバイト先の子に会ったりしました。その子の情報によると誰々は今年はどこどこにいるよと。みんな転々としているんですね。
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特殊なホテル?!クラブメッドでの仕事内容を細かくおしえます
時給680円で働くアルバイトの私たちの仕事は、レストランホール係、バー、洗い場、調理場、客室などのメンテナンスです。私たちはGEと呼ばれるポジションで、GOと呼ばれるクラブメッド専属のスタッフもいて、彼らは大半が外国人です。GOは寮ではなく、ホテル内の客室の一部で暮らしていました。GOが上司にあたるので、GOの指示によりGEは仕事をします。
冬季シーズンオープン前に、GEはお客様を迎えられるようにホテル各所の準備をしました。私はビュッフェレストランのホール係でしたので、レストランの開店準備をしました。クローズ時期にはホールの隅にかためて片付けている状態だったので、大掃除をしてからテーブルとイスを並べたり、テーブルクロスをかけたりという作業がありました。あとは、グラスやスプーン、フォークなどをきれいに磨く作業もありました。一緒に寮に住むリゾートバイトの仲間みんなで作業を行なうので、どんどん作業がはかどります。ちょっとやって休憩、ちょっとやって休憩…と、とてもゆるい感じでした。それに加えてみんなでワイワイとしゃべりながら遊びなのか仕事なのかわからないような状況で仕事をして、ほんとに楽しい思い出です。何がそんなに面白かったのかは思い出せません。
歳も出身地もそれぞれ違いますが、リゾートバイト仲間はなぜかすぐ気が合うので不思議です。
レストランの上司(ボス)はフランス人でした。日本人とも感覚がやっぱり違うので、ボスの指示は時々「そこテキトーなんだね、それでいいの?!」ということもあれば、「そこ、こだわる?!」みたいなこともありました。指示は英語でしたが、アシスタントに日本人GOがいて、細かいことは通訳してくれました。私たちの片言の英語や、ボスが覚えたおかしな日本語、ボスのフランス語など、いろんな言葉が飛び交っていました。
シフトは朝食から昼食片付けまでの確か早番6:00からと遅番は夕食のための準備から朝食準備までの午後始まりで夜10:00ぐらいまで。1日8時間労働です。準備が整い、お客さんが入ってくるまでの時間に休憩があり、食事タイムは忙しい仕事が始まる前の憩いの時間でした。
レストランがオープンするとGOがお客様を迎え、テーブルに案内します。丸テーブルで6、7人の席だったと思います。そして、どんどんがお客さんが来ると次々相席にして、1つのテーブルに1人か2人のGOが一緒に座って食事をするといった形です。お客さん同士も、スタッフ(GO)もそこで知り合いになって、食事のあとも一緒にバーへ行ったりスキーをしたりするような、滞在期間中、共に楽しもうというホテルです。ディナータイムが終わるとショータイムがあり、GOがエンターティナーに扮し歌やダンス披露していました。
ブレックファースト、ランチ、ディナー全部、ビュッフェ式レストランなので、お客さんがお皿に色々と料理を選んで、取って来て食べますが、私たちの仕事は、その空いたお皿をどんどん下げることです。お客さんは新しいお皿に料理を盛って自分でテーブルに運ぶので、お皿がテーブルにたまっていかないように、ひたすら下げます。
飲み物も各自欲しいものを入れて持っていくので、飲み物の注文を受けることもありません。ひたすら下げるのみ。下げたお皿はホール内の数カ所に集めていきます。けっこう楽な仕事かと思いきや、今度は集めたお皿を洗い場まで運ばなければいけません。これがけっこう重くて腕に力がいります。お皿一枚一枚も厚くて重いうえ、洗い場に運ぶのに数枚づつだと、仕事がはかどらないので、直径30センチぐらいの皿を50センチ程積み上げて抱えて洗い場まで運びました。洗い場まで行く間に力が尽きそうになり、最後は重たいけど小走りになります。
男の子はもっと高く積んだりして、高さを競ったりしていました。そうするとボスに、もっと少なくして運ぶように怒られます。
デザートなど小さめのお皿は、軽くて2列持ちをして運ぶようにしてみたり、いろいろ工夫をしました。早く仕事を終わらせるためです。でも急ぎ過ぎ、積み過ぎでついには、ガッシャーンと甲高い音が鳴り響くことも…。
重いお皿を常に運んでいたので、私はいっとき腱鞘炎のようになったことがあり、お皿が運べなくなりました。その時みんなが私に、運ぶのはしなくていいからお皿集めだけするように言ってくれて、私はホール全体を回りお皿集めに徹しました。そのような、仲間の親切やチームプレーのような協力がすごく嬉しかったです。
お客さんがいなくなると、ノリノリの音楽をかけながら一斉に片付けをします。テーブルを拭いて、次の食事のためのテーブルセットをするのですが、みんなで分担して、洗いあがったグラスやスプーンなどを磨くチーム、テーブルセットするチーム、掃除チームに分かれ仕事はスムーズに進められました。要領もよく、みんな仕事が早い!
テーブルセットの基本はウォーターグラスとスプーンやフォーク、ナイフなどですが、夕食用のセットは、ワイングラスをプラスし、朝食はコーヒーカップとソーサーをつけます。よくありがちな、レストランの接客用語みたいなマニュアルもないので、仕事の流れを覚えたら簡単な仕事です。接客はGOがしますから。
GEはどの職場でも完全に裏方の役割でした。でも私たちはGEのほうが自由でいいよね!と満足していました。
高待遇の寮せいかつでした
寮からホテルまではいつも送迎バスに乗って仕事に行きました。時刻表があり、寮から町にも行くことができたので、とても便利でした。ゲレンデに行くときもバスの時間を確認しておけば、板を持ってバスに乗り、滑りに行くことができました。バスはホテルまでですが、そこからゲレンデはすぐなのでよく利用していました。でもバスがない時は歩いてでも行ける距離です。
そして、町に買い物に出るときや駅前の居酒屋などに行くときも、送迎バスに乗って出かけることができました。乗り放題です。帰りの出発時間もチェックしておかなければいけません。
ハイシーズンにはその送迎バスで、地元のアルバイトの人たちもホテルに通ってきていました。
ホテルには従業員食堂があり、私たちは自由にそこで食事をとることができました。でも早番の時は、朝早いのでお客さんが来る前に、朝食ビュッフェでクロワッサンやオムレツ、ウィンナー、コーヒーなどを食べることができ、まだ眠いながらもしっかり食べていたのを思い出します。
ユニフォームは2着づつ支給されて、使った制服はロッカールームの手前にあるリネン室に寄って、ポンッとカゴに入れて帰ると、次のときにクリーニング済みを受け取ることができました。ブラウスのシワも気にすることなく、いつもきれいなユニフォームを来て仕事ができましたし、アイロンもしなくていいし楽チンでした。
北海道 満喫!
3,4日に一回休みがあるといった感じのシフトでしたが、休み希望も自由に出せました。バイト仲間同士で交替して自分たちで調整も可能だったので、後から遊びに行く予定が入ったときは交替してもらって出かけることもできました。
普段も仕事の前や、仕事の後に滑りに行くことができました。カラッと晴れた朝一のゲレンデで、誰もまだ滑った跡のないところを滑るのは最高に気持ちのいいものでした!
晴れた朝は、気温が下がってピリッと寒く、木に積もった雪がちらちら風で舞うと、それがキラキラと光って降り出す光景はとても綺麗でした。そんな木の間を通っていくリフトに乗ると、おとぎの世界みたいでした。
北海道大好きです。トマム、旭川、札幌、ニセコ、ルスツなどなど、いろんなところにスノーボードをしに行きましたし、観光に小樽や函館にも行きました。行った先では、北海道のおいしいラーメンや海の幸を堪能しました。
シーズン終わりにはレンタカーを借り、友達とあてのない旅をして600キロ走りました。行ったことのないところを通り、広いまっすぐな道を走り、目に留まった景色があると車を止めて、写真をとったり、眺めたり。心も時間も自由な時でした。
知らないとこだらけで、知りたいこともいっぱい。興味のあることはどんどん追求していけたらいいなと思います。限りがないですが…。
一緒に感動できたり、共感できる人がいるっていいな。人との暖かいつながりをリゾートバイトで感じました。
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